<はじめに>
 「街歩き」ということばがあります。たとえば「街歩きの達人」なんて使い方をします。まぁ、NHK「ブラタモリ」のキャッチコピーなんですが。
 そしてこのWeb Magazine は、いうなれば「ことば歩き」をイメージしています。

 つまり、「街歩き」が、街をぶらぶらと歩いていて何か興味を惹かれたものに出会えば、それについて考察していくように、「ことば歩き」は。日常の中で飛び交う「ことば」について、何かピンときたり興味を惹かれることがあれば、ちょっと立ち止まって考えてみよう、という感じです。

 但し、「考察」なんて堅苦しいものではなく、もう少し軽く捉えてみようと思っていますが。

 で、そもそもなんでこんな“Web Magazine”を出したかというと、有り体に言えば、『ケー・エム・プラン』の宣伝です。

 取材だとかエッセイだとか、果ては小説まで書くなんて言っているけど、ホントに使えるのか、と、まずはそこを疑われると思います。
 なので、ぜひこの<風の街>をぜひ読んでみて下さい。そして「この程度の文章が書けるなら、ちょっと頼んでみるか―」と、もしそう思っていただけたら、ご依頼を賜れば幸いです。

 ケー・エム・プランは、ことばに関する“何でも屋”だと思っていただけたらありがたいです。


 <風の街>について
 「風の街」ということばについては、特に深い意味はありません。

 私はインターネットが普及し始めた波に乗るように、パソコンを始めました。
 最初のOSがWindows95だったので、まさに20年くらい前のことになると思います。文系人間ながら、コンピュータの世界が大好きでした。

 インターネットにアクセスするようになると、すぐに、自分でもホームページを立ち上げました。
 その最初のホームページが、「風の街」だったのです。
 つまりこの名称は、もう20年来使っている、私の個人サイトの名称なのです。

 出所は、もちろんはっきりと憶えていますが、桃屋が提供する永六輔のラジオ番組『誰かとどこかで』の、桃屋のCMです。
 アシスタントの遠藤泰子が、詩を朗読する中に桃屋の製品をさりげなくしのばせる――そういう形態のCMだったのですが、その最後を、「風吹く朝、×××××…」という一節で締めるのです。
 この「風吹く朝」ということばがずっと耳に残っていて、「風の街」につながりました。
 ちなみに「風吹く朝」は、いつか小説のタイトルに使いたいと取ってあります(?)。

 ところで、今は日本国内に限っても、サイト、ホームページって、どれくらいの数があるでしょう。
 20年前は、まだそんなに多くなくて、シロウトくさい私のサイトでも、けっこう訪れてくれたものでした。たしか、テレビ評論なんかを発信していたと思います。
 メールもそれなりにいただいて、ドラマ好きの方と何人も交流させていただいたものです。

 そのうち、サイトの数も洪水のように溢れ、皆さん、それぞれの興味の方向に進んでいかれたようですが。

 ということで、意味はないけど、個人的には思い入れのある名称なので、今後もずっと使っていくことになると思います。

 
2016.07.03