コピーを考えるのは、私の中では、「楽しい仕事」という認識です。
 これまで、実際に単独でコピーだけを考えるケースは少なくて、行事のポスターや団体の紹介パンフレット、あるいは選挙の候補のリーフレットなどを作るときに、キャッチコピーも含め、全面的に任される形で受けてきました。

 自身にとってのその淵源は、やはり業界紙記者時代、工程の最終段階の整理に携わったことだと思います。
 つまり、記事を読み、要約し、人目を惹きつける見出しを作る。そこで失敗すると、せっかく書いた記事そのものを殺すことにもなりかねません。

 最近は、一般紙などでも、長い見出しが目に付くことが多く、「こりゃ見出しじゃなくてリード文だな」と毒づいたりしますけど、私が携わっていた頃は、見出しは8〜9文字、長くて10文字という不文律というか、こだわりがありました。
 ことばが長すぎて文字に平体を欠けるなんて恥ずかしいこと、というのが当時の文化だったように思います。
 
 

 「『院生』って呼ばれると、ちょっと嬉しい」

 
  これは北海道情報大学の大学院事務局の依頼で作成した進学啓発ポスターです。学内に張り出す用途だったので、研究に勤しんでいる姿をバックに、コピー自体は軽いイメージを表に出しています。


 「はるか、カナダ」

 今、現物がどうしても見つからなくて、お見せできないのが残念ですが、もう10年以上前、カナダ学会が北海道で大会を行ったときの案内ポスターに使ったコピーです。
 まさにオヤジギャグそのものですが、このポスターを手がけたときに、真っ先に浮かんだフレーズでした。
 さすがにちょっとふざけているかと思い、カナダの魅力を謳った正統な(?)コピーのものも第2案として提示したのですが、先方も躊躇わずこちらを選んだと記憶しています。


 「算術があって、仁術も成り立ちます」

 これは、道内の医師協同組合の依頼で作成した、医療訴訟などに備えた医事賠償保険のリーフレットに使ったコピーです。これも現物は捜索中です(膨大なDVDやMDのどこかに入っているはずなのですが)。
 説明は不要かと思いますが、世間でよく医者が「医は算術」と皮肉られていることを逆手にとってのコピーです。
 今見ると、ちょっときわどくて、よく採用されたものだと思います。

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 この他にも数え切れないコピーを作りましたが、大半は新聞広告の中でのもので、版下として印刷所に渡せばデータは消してしまうので、手許にはほとんど残っていません。
 いずれにしても、自己満足に陥らず、消費者、ユーザーの側に立って「どういう第一印象を持ってもらえるか」を考えながら作成しています。

 
   納品の形態、使用する媒体により、作成料が異なります。

 ポスターやリーフそのものの作成をご依頼されるのでしたら、そのデザイン料の方がメインになりますので、「印刷物デザイン」のページをご覧下さい。

 「ことば」としてのコピーだけのご依頼でしたら、1本、10,000円より承ります。

 お使いになる媒体の形態により(マスメディアかどうか、など)、その都度ご相談させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。