業界紙は、一般紙とは違う苦労も気遣いもあります。
 一つには、その業界内だけで購読料や広告料を稼いでいかなければならないので、どうしても八方美人的な振る舞いをせざるをえません。
 といって、誰にでもヘラヘラと追従していたら、御用聞きみたいな取材しかできず、官庁の記者クラブが発表するような記事で埋め尽くされて、なんの面白味もない紙面になってしまいます。
 そういう、業界内の誰とも仲良くしながら、ある程度の距離を保っていくという一種の緊張感は、一般紙記者にはないものかもしれないと、両方を経験したことのある同僚が話していたことがあります。
 そんな業界紙記者を10年務めてきて身についたことは、「読み手が何を求めているか」を強く意識しながら文章(記事)を書く、ということかもしれません。

 特に気を遣ったのが、人物紹介の記事でした。
 単に褒めそやすだけの文なら、読んでいても何も面白くない。何か一つ、対象者をよく知っている人でも「へぇ、そういう一面があったのか」「ふーん、そういうことを辿ってきたんだ」と思ってもらえるような事柄を盛り込んでいくように心がけたものです。

 結局、相手の表にあまり見えてこない面を引き出すには、短い取材時間の間に、どれだけ相手に信頼されるか、ということに尽きると思います。
 その点では、人物インタビューは、私の性に合ったのか、概ね、好評価をいただき続けることができたと思います。

 その後、独立してから、さまざまな仕事を引き受けてきましたが、もっともやりがいを感じたのはこの人物インタビューで、いくつまで仕事ができるか分からないけど、いずれはそれだけで生業にすることができれば、という気持を持ち続けて、今に至っています。
 
   掲出できるのは、いずれも業界紙記者時代に書いたものです。
 形に残った事例として出せるものがそれしかないので、ご了承ください。

 業界に特化した取材であり、記事なので、関わりのない方には伝わりにくい面もあるかもしれませんが、どういう記事を書いてきたかは、ご理解いただけると思います。
 ただ、今、掲出するのに、若干、クリアしなければならないことがありますので、もう少し準備の時間を下さるようお願い致します。
 
   ご依頼をお受けする形態は、原則として、
 「取材先を指定していただき、話を伺い、記事にまとめて納品する」という形になります。

 基本的には、「人物インタビュー記事」を想定していますが、「人」だけでなく、「もの」「ことがら」「行事やイベント」「会合」などの取材もお受けしております。

 事件の周辺を探ったり、対象となる相手に知られずに周囲に話を聞いて回ったり、というような取材は、これも原則としてお受けしていませんので、ご了承下さい

 料金は、
 「@取材基本料金」+「A原稿料」+「B取材にかかった実費」を申し受けています。

 @は、1回1時間程度の時間設定で5,000円、目的地まで行く所要時間が片道1時間を超える場合は、距離に応じて追加の料金を承ります。

 Aは、400字詰め原稿用紙に換算し、1枚3,000円からとさせていただきます。但し、記事が原稿用紙2枚以下の場合は、1枚5,000円を申し受けます。

 Bは、取材に要した交通費、宿泊代、食事を要する時間を拘束される場合は食事代などです。その他、特別に機器などを必要とする場合は、あらかじめご相談させていただきます・

 なお、写真は、対象となる人(もの、事象)を記事のカット写真として単純に撮影するだけでしたら、5枚までは、取材基本料金に含みます。
 撮影が中心となる取材など、特殊な場合は、その都度ご相談に応じます。

 納品は、記事はテキスト、写真はJPEGのデジタルデータでお渡しします。